認知症新薬はなぜ届かないのか、早期治療への期待と投与2割の現実
レカネマブとドナネマブは、軽度認知障害から使える初の疾患修飾薬として期待を集める。一方で東京都健康長寿医療センターの調査では希望者456人中、投与開始は87人。検査体制、副作用、通院負担、早期受診の遅れ、家族の意思決定支援が生む「届かない治療」の構造と、認知症医療が次に整えるべき条件を具体的に解説。
レカネマブとドナネマブは、軽度認知障害から使える初の疾患修飾薬として期待を集める。一方で東京都健康長寿医療センターの調査では希望者456人中、投与開始は87人。検査体制、副作用、通院負担、早期受診の遅れ、家族の意思決定支援が生む「届かない治療」の構造と、認知症医療が次に整えるべき条件を具体的に解説。
レカネマブ承認から2年余り、ドナネマブも加わり認知症治療は進行抑制の時代に入った。だが専門外来の調査では希望者456人中87人しか投与に至らない実態も判明。MCI段階の診断、アミロイドPET、ARIA対策、通院負担、本人と家族の意思決定支援まで、治療普及の壁と今後の日本の医療体制に残る課題を読み解く。